こんにちは、フリーランス動画編集マンのクロダイです。
この記事では、動画編集初心者さんの…
・動画編集は独学でも副業にできる?
・独学での動画編集の勉強方法がわからない…
このような悩みを、動画編集歴4年、現在動画編集一本で生活している私が、
について解説していきたいと思います。
これから動画編集で稼いでいきたい、副業・本業にしていきたい方の参考になれば幸いです。
独学でも動画編集を副業にできるのか
独学で動画編集で稼げるようになるの?
稼げます!
結論:動画編集は独学で十分稼ぐことは可能です。
理由としては、2つ。
- 動画編集は初心者に優しい副業
- 私や知り合いの編集者も独学で稼いでいる
動画編集は初心者に優しい副業
動画編集のメリットとして、「基本的な技術が習得しやすい」というものがあります。
動画編集で必要な基本スキルとしては、
- 動画のカット
- テロップ挿入
- 効果音の挿入
- BGMの挿入
これさえできれば、ある程度形になります。
5~10本ほど動画を編集すれば流れや感覚が掴めてくると思いますし、「カットだけ」「テロップだけ」といった初心者向けの案件ならこの時点でこなすことができます。
そうすれば、最短でも1か月あれば稼ぐことが可能です。
あとは初心者向けの案件をこなしながら勉強していけば、すぐに数万円稼げるようになっていきます。
一方で、他の副業はどうでしょうか?
昨今、副業にもいろいろな種類があります。例えば、
- ライティング
- プログラミング
- せどり
などは聞いたことがあると思います。
実は私はこの3つ、すべて独学で挑戦した経験があり、失敗してきた過去があります。
ライティング…決められたテーマで文章を書くのが難しくて挫折
プログラミング…覚えなければならない言語やルールが多すぎて挫折
せどり…利益が取れそうな商品の見分けがつかない&売れないで挫折
どれも独学では基礎的な部分を身に着けることが難しく、挫折してきました…(笑)
基礎的なスキル習得に時間がかかると、副業のやる気もだんだん薄れてしまい、挫折しやすいんですよね。
そういった部分では動画編集は取っ掛かりが簡単で、独学向きだと断言できるでしょう。
私や知り合いの編集者も独学で稼いでいる
かくいう私も、最初は自分で撮影した動画を自己流で編集するところから始まりました。
教材は無しでした。
でも、普段からYouTubeは見てたし、テレビも見てたので、初めての動画編集でもなんどなく流れは分かりました。
とりあえず、撮れ高がある所を残してカット、伝えたい情報はテロップで補足、テレビみたいに左上にテーマとか表示しとくか…
こんな感じでできたのがこの動画。
自分で言うのもなんですが、初めてにしては形になっていると思います。(笑)
いっちょ前にオープニングやエンディングも作ってるし…
ここから編集を重ねることで上達していき、クライアントさんからの教えも取り入れ、今では本業になるくらい稼ぐことができています。
そのクライアントさんも独学で動画編集を学んで動画編集事業を行っているそうです。
なので、経験談からも独学で動画編集は十分に稼げると言えます。
それはあなただからできたのでは?
私はいきなりこんなのできない!
もちろんある程度、センスの部分も必要ではあると思います。
最初は自信が無いのは分かります。
でも…
実はあなたにも「動画編集のセンス」は少なからず備わっているんです。
それは、あなたが知らないうちに「動画編集」の恩恵を受けているから。
例えば「プログラミング」。
今読んでるこのブログもプログラミングによって構成されていますが、何がどうなってプログラミングされてこのブログの形になっているか想像もつかないですよね。
でも「動画」は、テレビやYouTubeで直接触れる機会が多いですし、カット・効果音・テロップといった「編集」も視覚・聴覚的にわかりやすい。
他の副業より知識があるため、一歩進んだ状態から始められるんです。
それにより、
- テレビやYouTube動画といった見本が身近に大量にある
- 完成形がイメージしやすい
- わからない編集方法や技術はググれば大抵解決できる
ここまで条件がそろえば、独学しやすいし、挫折する理由が無いですよね。
※挫折するとしたら案件が獲れないで挫折することが多いと思いますが、その辺はまた別記事で解説しますね。
このことから、動画編集は初心者に優しい副業であり、独学で十分であろうと私は考えます。
動画編集で身に付けるべきスキル
じゃあ具体的に何を勉強したらいいの?
動画編集に最低限必要なスキルは、先ほども紹介した4つ。
- 動画のカット
- テロップ挿入
- 効果音の挿入
- BGMの挿入
それぞれ簡単に説明します。
動画のカット
動画のカットとはつまり、無駄な部分を削るということ。
これをすることで、視聴者にテンポのいい動画を届けることができます。
例えばプレゼン形式の動画だと、考えてる時の「えー」とか、無言の時間があったりします。
そういったところを削って、スムーズに話しているかのような動画にすることによって、話に説得力を持たせたりとか、視聴者が飽きない動画にすることができます。
バラエティ系の動画も動揺に、無駄な時間をカットすることで視聴者の離脱を防ぐことができます。
テロップの挿入
テロップ、つまりは字幕を入れることです。
動画の装飾や見やすさをアップすることができます。
例えばセリフにすべてテロップを入れることを「フルテロップ」と言いますが、フルテロップを入れることで、見る側の理解度を上げることができます。
また、色やフォントを変えることで重要なポイントやキーワードを強調する演出も可能です。
テロップはセリフだけでなく、画面の左上に動画のテーマなどを表示させておくことで何の動画なのかを伝えると同時に、装飾を施すことができます。
テレビではよく見る演出ですね。
他にも補足情報や注釈を入れる際にも使用できます。用途は様々です。
効果音の挿入
効果音は、「バシッ」というツッコミの音などのことです。
効果音を付けることで、単調になりがちな動画にアクセントをつけることができます。
例えば、重要なキーワードのテロップを出したときに、「ピンポン」などの音を付けて強調したり、失敗したシーンで「チーン」という音を付ければ面白さが演出できます。
しかしあまりにも効果音をつけすぎると、それはそれでくどくなってしまうので、ここぞというタイミングで入れるのがオススメです。
音量にも注意です。
BGMの挿入
BGMは動画の背景に流す音楽のことです。
BGMを入れることで動画の雰囲気がガラッと変わります。
おもしろい雰囲気にしたり、真面目な雰囲気にしたりと様々です。
最初から最後まで同じBGMを使うというよりは、トークテーマやシーンに合わせてBGMを変更していくことで、飽きさせない編集をすることができます。
あくまで雰囲気づくりであるため、こちらもメインの動画の邪魔にならないような音量にしなければいけません。
カット・テロップ・効果音・BGMさえ習得できれば、ある程度の動画のクオリティを出すことができます。
最低限の編集が可能になり、初心者向けの案件などを受けることもできます。
独学でできる動画編集のオススメ勉強方法
じゃあそれをどうやって勉強したらいいの?
ここからは私が実践した動画編集のオススメ勉強法をご紹介していきます
順番としては、
- 編集するための動画を用意する
- 編集ソフトの使い方を学ぶ
- 数をこなす
編集するための動画を用意する
編集するための動画素材が無ければ、編集をすることができません。
なので最初に動画素材を用意しましょう。やり方は様々あります。
- 自分の住んでいる町の名所をスマホで撮影してまわって、観光PR動画風に編集してみる
- 自分がユーチューバーを演じて、何かのレビュー動画を作ってみる
- 普段の家庭の様子を撮影して、家族の会話にテロップや効果音を入れてみる
こういった、自分で動画を撮る方法が一つ。
これ、何がいいのかというと、自分で動画をYouTubeにアップして、うまくいけばユーチューバーとしての収入を得られる点です。
ユーチューバーとして大成すれば、もう動画編集業なんてしなくてもいいですね(笑)
実際に私は、自分で動画を撮影してアップしていました。
趣味の釣りやキャンプの動画、ヒッチハイクにチャレンジした動画など。
まぁ、なかなか伸びる動画は作れませんでしたが…
でも、それによって「どんな動画に需要があるのか」「どんな編集が見やすいのか」が体感としてわかるようになってきます。
実績としても、「〇本の動画を編集した」「最高視聴回数〇回の動画を作った」「チャンネル登録者〇名のチャンネルを運営中」などアピールができるようになるので、YouTubeで大成しなくても別にいいんです。
あくまで、動画編集の勉強のために動画をアップする、趣味程度でいいと思います。
でも、自分で撮るのは難しい…
てか恥ずかしい…
そんなあなたにオススメなのが…
他人の動画を勝手に編集する!
ほとんど無編集に近い人気ユーチューバーとかいますよね。
そういう人の動画を勝手に拝借して、編集してみましょう。
無編集の人気ユーチューバーを知らないのであれば…
他人の生配信のアーカイブを編集してみる!
生配信は、たいてい編集が入ることはありません。
しかも、生配信は無駄なシーンや無言のシーンなどもあるので、カット編集もできてしまうのが魅力です。
※他人の動画の場合は編集した動画をアップロードしないようにしてください。最悪訴えられます。
1人挙げるとすれば、メンタリストDaiGoさんの生配信がオススメです。
メンタリストDaiGoさんの生配信はトークテーマがしっかりしており、1つのテーマに対して何項目かに分けての解説をするので、かなり編集しやすい構成になっています。
しかも、切り抜き動画を上げるチャンネルもあるので、編集の見本もあります。
これくらいのクオリティの動画が作れるようになれれば、募集されている切り抜き動画の編集案件も普通にこなせると思います。
早口なのでフルテロップは大変だと思うので、そこは緩めに編集すれば、どんどん実績が溜まっていくでしょう。
色んな動画にチャレンジすれば、編集のバリエーションも増えて他の編集者に差がつけられます。
慣れてきたら、1人の動画ばかりでなく色々な人の動画を編集するのがポイントです。
本やネットで動画編集の知識を入れる
編集する動画素材が用意出来たら、さっそく編集の練習をしていくのですが…
いきなり動画編集ソフトを開いてみても、まったくやり方がわからないかと思うので、最初は編集ソフトの使い方について知ることが大事です。
その手段は、本やネットがオススメ。
例えば、当ブログは「Premire Pro」というソフトを推奨しているのですが、Premire Proではチュートリアルがあるので、まずはチュートリアルで使い方を学べます。
adobe公式のレクチャー動画もあります。
さらにわからない所は「Premire Pro 使い方」とか「Premire Pro テロップ」なんかで検索してもらえば普通に使い方が出てきます。
それを見ながら編集方法を学んでいきましょう。
本なんかで勉強するのもオススメです。
編集ソフトの使い方がわかってきたら、今度は編集の表現の部分を学んでいきます。
例えば、文字の装飾のやり方だったり、色の使い方だったり。
より視聴者さんに楽しんでもらうにはどんな編集がいいのか、クオリティの高い編集をするにはどういう編集がいいのかを知れば、他の編集者に差をつけることが可能です。
このあたりの本は読んだことがありますが、参考になるところが多かったです。
動画編集だけでなく、デザイン的な要素もかなり参考になります。
あとは好きなユーチューバーや人気のユーチューバーの編集の再現をしてみるのも有効です。
そんな中で、
・フワッと文字を表示させるのはどうするのかな?
・音声にエコーを付けるのはどうするのかな?
などと疑問が浮かんできたら、その都度調べて自分のものにしていく。
こうやって、徐々に動画編集というものに慣れていき、慣れてきたら1つステップアップして練習し、実績も一緒に積み上げていきましょう。
数をこなしていく
ここまで動画編集の独学での勉強方法をご紹介していきましたが、これを1~2本やるくらいでは、全然スキルは身につきません。
やってみてもらえばわかると思いますが、最初の動画編集はめちゃくちゃ時間がかかります。
私も10分の動画を編集するのに8時間かかっていました。
その状態では効率が悪すぎて、案件を受注することができません。
動画編集でいち早く稼ぐには、数をこなしていくことが一番の近道です。
動画編集ソフトの使い方に慣れていきましょう。
結局、案件を獲得していくためには実績やポートフォリオが必要なので、遅かれ早かれ数をこなさなければいけません。
先ほど紹介した、自分で撮影した動画をアップする、他の人の動画を編集する、などを用いて最低でも10本ほど編集しましょう。
同じような動画ばかりでなく、色々な動画に挑戦して、引き出しも増やしましょう。
そうすれば編集のバリエーションも増えてきて、対応可能な案件の種類も増えていきます。
ポートフォリオも充実していきますので、とにかく数をこなして自信をつけていってください。
まとめ
今回は動画編集を独学でやって副業にしていくことができるのか、そしてその勉強方法についてお話ししていきました。
まとめると、
という事です。
私も独学で動画編集を学び、いろんなチャンネルに携わり、数をこなしてステップアップしていくことでフリーランス動画編集者になりました。
いきなり稼ごうとせず、地道に学んで、動画編集を副業にできるように頑張っていきましょう!