こんにちは、動画編集者のクロダイです。この記事では、
・動画編集の仕事(案件)って具体的にどこから取ってくるの?
・動画編集の案件がなかなか獲得できずに悩んでいる…
このような疑問を持った方の疑問を解決するべく、動画編集歴4年、現在も動画編集で飯を食っているフリーランスの動画編集マンである私が、
について解説していきます。
何の仕事でも、いくらスキルがあろうと仕事が獲得できなければ1円も稼ぐことができません。
しかし、案件獲得は動画編集初心者がまずぶつかる1つ目の大きな壁です。
ですので、まずはオススメの動画編集案件獲得方法を、本業動画編集マンの視点から紹介。
そして、直面しがちな「案件がなかなか獲得できない」の防止策を、クライアントからの視点で解説します。
これから動画編集を始めたい、動画編集を副業・本業にして稼いでいきたいという方の参考になれば嬉しいです。
初心者向けの動画編集の案件の獲得方法とは?
動画編集の案件を獲得する手段は様々あります。
- クラウドソーシングサイトで案件に応募する
- 動画編集のことを発信して声をかけられるのを待つ
- SNSなどでYouTuberに直接営業をかける
- 知人や仲のいい会社などから案件をもらう
結論、初心者の動画編集案件の獲得手段は、「クラウドソーシングサイト」だけで十分です。
その理由は、クラウドソーシングサイトが一番初心者に優しくて、てっとり早く案件が手に入るからです。
現に私が請け負っている動画編集案件はすべてクラウドソーシングサイト「ランサーズ」から始まった案件です。
具体的に言うと、私はランサーズで獲得した仕事だけで月20万以上稼いています。
本当はなんかズルいテクニックとかツテとかあるんでしょ?
ありません!本当にランサーズだけです。
クラウドソーシングサイトで動画編集案件を獲得する方法
そもそもクラウドソーシングサイトとは…
こんな仕事をしてほしいという案件を提示するクライアントと、
引用:クラウドソーシングサイトとは何? 在宅ワーカー必須のサイトを紹介します-Crowd Works
案件を受ける受注者の集まりの場を取り持つサイトの総称です。
クラウドソーシングサイトでの案件獲得までの流れはこんな感じ。
- 「動画編集」のカテゴリーから動画編集の仕事の案件一覧を見る
- できそうな案件や気になる案件に提案文を送り応募する
- あなたの提案をクライアントに選んでもらえたら案件獲得
ここからはクラウドソーシングサイト「ランサーズ」を例に、ひとつひとつ具体的に説明していきます。
基本的に、どのクラウドソーシングサイトでも同じ流れなので、参考にしてください。
1.「動画編集」のカテゴリーから動画編集の仕事の案件一覧を見る
クラウドソーシングサイトを初めて利用する際は、会員登録が必要です。
基本的には無料で登録できます。
ランサーズの場合は「仕事をする人」、つまり「ランサー」として登録するで、左上の『仕事を受けたい』から会員登録を進めましょう。
画像の中央上部にある検索ボックスで「動画編集」と検索すると、検索結果が表示されます。
ここに表示されているのが、仕事をしてほしい人(クライアント)が登録した案件です。
多数案件があるので、自分のスキルでこなせそうな仕事を選んでいきましょう。
2.できそうな案件や気になる案件に提案文を送り応募する
検索して出てきた案件一覧の中から気になるものを選んで応募していきます。
一つずつ応募するのではなく、一気に案件を見て気になるものは「お気に入り」に登録しておき、最後にまとめて応募すると効率が良くオススメです。
仕事内容をよく見て、応募したいと思ったら、「提案する」のボタンから応募をします。
すると以下のような画面が表示されます。
提案文の部分に、自分の実績やアピールポイントなどをできるだけ盛り込んで、自分をアピールし、依頼主(クライアント)が希望している金額を入力。
最後に確認をして問題なければ応募完了です。
3.あなたの提案をクライアントに選んでもらえたら案件獲得
これであなたの提案(応募)がクライアントに通知されます。
他の動画編集者からの応募があれば、クライアントがそれらを比較して、当選者が選ばれます。
あなたの提案が無事選ばれたら、当選の通知が来て、クライアントとのやり取りなどがあり、手続きを済ませると、いよいよ仕事開始となります。
案件獲得にクラウドソーシングサイトがオススメな理由
序盤でも申し上げましたが、私は初心者の編集案件獲得にはクラウドソーシングサイトが一番オススメだと考えます。
その理由はクラウドソーシングサイトが一番初心者に優しくて、てっとりばやく案件が手に入るからです。
直営業での案件獲得は厳しい現実
動画編集を仕事として始めたばかりの頃というのは、動画編集の実績が乏しいです。
そのため、例えばSNSでYouTuberに営業をかけるにしても、知人に営業をかけるとしても、「動画編集者としての価値」が低いため案件獲得に至るのは至難の業です…
もしあなたがYouTuberとして活動しており、
忙しくなってきたから動画編集を人に任せたいなぁ
と考えていたとします。
そんなある日、SNS上に2人の動画編集者からメッセージが届きました。
Aさん:動画編集歴5年、超人気YouTuberの動画の編集依頼を受けていた実績あり
Bさん:動画編集歴1か月、今まで簡単な動画しか作ったことが無い
この2人だったら絶対にAさんにお願いしたいですよね。
たとえBさんだけからメッセージが来ても、無視ですよね。
このように、実績がない段階での直接営業はかなり厳しい部分があります。
そもそも、声をかけに行った人が動画編集をしてほしいと思ってるかどうかも怪しいですよね…
クラウドソーシングサイトは初心者歓迎の案件も満載
しかしクラウドソーシングサイトは、最初から案件の数がたくさんありますし、初心者歓迎の案件も多数あります。
たくさん応募していけば、1つくらい当選する確率は高いです。
それに、そのような案件を1つやれば、動画編集のスキルが上がって実績も手に入ります。
- 案件を1つこなしてスキルと実績を手に入れる
- そのスキルと実績を武器に、少しレベルアップした編集案件に応募していく
- 1に戻る
これを繰り返していけば、最終的に高単価の案件もこなせるような、最強の動画編集マンになることが可能なわけです。
ハイレベルな動画編集マンになれば単価も上がるし、クライアントから直接依頼が届くことも十分に考えられます。
私も数年で直接お声をかけていただける編集者になりました。
これを私は実践したので、ランサーズだけで十分食っていけているんです。
初心者動画編集マンにオススメなクラウドソーシングサイト
じゃあ早速、クラウドソーシングサイトに登録してみよう!
と思っても、
種類がいっぱいあってどれに登録したらいいかわからない…
となることが予想されます。
実際、「クラウドソーシングサイト」で検索すると、いろんなサイトが出てきます。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
- Bizseek
- クラウディア
などなど…そりゃ迷いますよね。
なので、動画編集初心者にオススメのクラウドソーシングサイトを厳選して2つご紹介します!
ズバリ、「ランサーズ」と「クラウドワークス」です。
- 日本最大級のユーザー数がいる
- こちらから営業をかけることができる
ユーザー数が多いクラウドソーシングサイトを選ぶべき理由
ユーザー数が多いと、案件の数も多く、種類も豊富なので応募がしやすいというメリットがあります。
大手なのでサポートも充実しており、安心です。
動画編集の案件も多く、動画編集案件を探すならこの2つを登録しておけば困らないでしょう。
さらに、どちらにもスカウト機能があるため、実績を積んでランクを上げていくと直接依頼をされることも!
そうなったら、もう営業なんてしなくてもよくなります。素晴らしい世界ですね。
こちらから営業をかけられるクラウドソーシングサイトを選ぶべき理由
「ココナラ」なんかも結構有名で、ユーザー数は多いです。
しかし、この記事ではココナラをオススメに入れませんでした。
その理由は、こちらから営業をかけることができないからです。
ココナラは個人のスキルを出品できるサービスですが、こちらから仕事に応募することはできません。
ランサーズやクラウドワークスは、
クライアント「動画編集やってください!」→動画編集者「やりたいです!」
という仕事をしたい人が応募するシステムなのに対して、
ココナラは、
動画編集者「動画編集できます!」→クライアント「お願いします!」
と、クライアントが応募するシステム。
実際、ココナラでも動画編集案件は獲得できるのですが、実績が豊富じゃないとなかなかお客さんが来ません。
すでにココナラでの売れっ子が、その信頼を武器にして、より仕事をもらう構図ができているので、新規参入者は壁が高くなっています。
なので、初心者はランサーズやクラウドワークスで自ら案件を取りに行った方が手っ取り早いというわけです。
ランサーズ・クラウドワークスは会員登録も無料なので、まずは登録して案件探しから始めましょう。
クラウドソーシングサイトで案件が獲得できない理由
でもクラウドソーシングサイトってあんまりいい話聞かないけど…
私もクラウドソーシングサイトで案件応募してみたけど、全然当選しなかった…
このように、クラウドソーシングサイトではなかなか案件を獲得できないという声も多く見受けられます。
- クラウドソーシングサイトは競争率が激しい
- クラウドソーシングサイトは単価が低い
- クラウドソーシングサイトは手数料が高い
このようなネガティブな意見をよく目にします。
でも、これって最初から高望みしすぎなんじゃないかなと思います。
逆に、あなたは案件が獲れるための努力をしてますか?
案件が獲れないのをクラウドソーシングサイトのせいにしていませんか?
ここからは、クラウドソーシングサイトで案件が獲れない理由をいくつかご紹介します。
応募している数が圧倒的に足りない
あなたは何件の案件に応募しましたか?
応募している数が圧倒的に足りないと、当然当選する確率は上がりません。
初心者のうちは特に当選しません。
自分にできるかな…
と応募するのに躊躇する気持ちはわかります。
僕もそうで、1件応募しては落選し落ち込み、しばらくして1件応募しては落選し落ち込み…の繰り返しでした。
でも、難しそうでも挑戦してみると、過去データをもらえたりマニュアルをもらえたりして、案外できたりするものです。
まずは何より応募!落選しても次がある!
自分から案件をガツガツ取りに行きましょう。
実績が不足している
あなたの動画編集の実績は十分にありますか?
動画編集の実績が足りていないと、いくら「やる気だけは誰にも負けません!」と応募したって当選しません。
クライアントは、実績を見るしか動画編集者を見定める方法が無いため、実績が不十分だと信頼できず落選させざるをえません。
私もクライアント側として動画編集を依頼することがありますが、実績を載せてない応募者は候補にすら入れていません。
応募はたくさんしたけど、なかなか当選しない…
という人は実績が足りない可能性があるので、まずは実績作りから始めましょう。
クライアントの悩みに寄り添った提案文が書けていない
クライアントの目を引く提案ができていますか?
応募の際、どんな動画編集が得意で何ができるのか、アピールすることができますが…
テンプレをコピペで送っていませんか?
数打ちゃ当たる作戦でテンプレ文章を送り付けていても、クライアントには刺さりません。
それぞれクライアントは悩みを抱えています。例えば…
・高品質な編集をしてほしい
・大量に早く仕事をこなしてほしい
・編集の新たなアイデアが欲しい
・視聴数の獲れる編集をしてほしい
このような悩みがあって、その悩みを解決するために動画編集者を募集しています。
なので、
動画編集者の○○と申します!
私にはこれまで○○といった実績があります。
ポートフォリオはこちらです。(URL)
ぜひお任せください!
みたいな、テンプレ文章を見ても、
あーこの人ちゃんと募集要項見てないな。論外。
と選考対象外にされてしまいます。
クライアントが何を求めているのか、どういう仕事をしてほしいのか。
クライアントの悩みを募集要項から汲み取って、その悩みを解決できる心のこもった提案文を書きましょう。
まとめ
今回のまとめです。
Q.動画編集初心者にオススメの案件獲得方法は?
→初心者向けの動画編集の案件の獲得方法、オススメは「クラウドソーシングサイト」のみ。
→中でも、ユーザー数が多く、こちらから営業をかけることができる『ランサーズ』と『クラウドワークス』がオススメ。
Q.クラウドソーシングサイトはもう試したけど、案件が獲れないのはなぜ?
→応募数が足りていないかも?
→実績が不十分かも?
→クライアントの悩みを解決できていないかも?
参考になるものや心当たりのあるものはありましたか?
他にも、あなたがクラウドソーシングサイトで案件が獲れない理由はいろいろ考えられます。
詳しくは別の記事でお話しし、具体的な対策をお話ししようと思いますので、そちらもあわせてご覧ください。
まずはランサーズ・クラウドワークスに登録し、どんな案件があるのか調べてみることから始めましょう!