こんにちは、フリーランス動画編集マンのクロダイです。この記事では、
・動画編集を副業にするには何から始めればいい?
・動画編集で稼げるようになるための具体的な手順を知りたい!
このような疑問を持った方の疑問を解決するため、動画編集歴4年、動画編集だけで飯を食っている私が、
について解説していきます。
これから動画編集を始めたい、動画編集を副業・本業にして稼いでいきたいという方の参考になれば嬉しいです。
動画編集で月に5万円稼げば上位30%
そもそもなぜ今回、月5万円を目標に設定したのかというと、動画編集で月に5万円稼げば、動画編集を副業としてやっている人の中で上位30%以上となれるからです。
合同会社ケーエス代表の長谷川敬介さんが2022年3月に行った、動画編集を副業としてやっている人100人にアンケートを取った結果がこちらです。
動画編集での平均月収は、100人中74人が5万円未満。
一方5万円以上稼いでいる方が26人という結果です。
約7割の方が5万円の壁を越えられずにいるという現状にあることがわかります。
このことから、まず5万円以上稼げるようになれるようサポートしたいということで、5万円を目標にしてお話ししていきます。
しかし、あなたの目標が月1万円でも3万円でも10万円でも、やることは変わりません。
今回の5つのステップを踏めば達成可能な範疇なので、ぜひ参考にしてください。
初心者が動画編集で月5万円稼ぐまでのロードマップ
それでは本題へと入ります。
SETP1:動画編集に必要な道具をそろえる
まずは動画編集に必要な道具を揃えるところからスタートです!
道具がないとそもそも始まらないからですね。
動画編集を始めるために必要な物は、以下の通りです。
- パソコン
- 動画編集ソフト
- ネット環境
こちらに関してはそれぞれの解説記事がありますので、併せて読んでみてください。
どのようなPCがいいのか、オススメの編集ソフトは何なのか、などについて解説しています。
道具が用意出来たら、次のステップへ行きましょう!
STEP2:スキル向上&実績を積んでポートフォリオを作成する
動画編集が初めての方であれば、ポートフォリオを作成するところから始めましょう。
ポートフォリオとは、自分のスキルや実績を周囲に伝えるための作品集という意味で、一般的によく使われる言葉である。
引用:事業ポートフォリオとは?作成の仕方、経営資源の有効活用方法を解説!|THE OWNER
簡単に言うと、自分のスキルや実績をまとめたものです。
案件に応募した際にポートフォリオを見せれば、クライアントはあなたの技術や実績を把握しやすく、動画編集を任される確率が高まります。
逆にポートフォリオが無いと、あなたの技術や実績が不明で信頼性に欠け、他の動画編集者との競争に負けてしまいます。
私自身もクライアント側(発注者)になることも多いのですが、応募してくれた人の中から選定する際にはポートフォリオは最優先で確認しています。
クライアントからすると、実績もスキルも不明な人に任せて損をすることは避けたいので、ポートフォリオを判断材料として編集者を選別することになります。
案件獲得のためにはポートフォリオは必須。めんどくさくても、絶対に作りましょう。
スキルの方は、実績を積んでいけば、おのずと上がっていきます。
これまでに制作した作品などをまとめておけば、あとは応募の際に添付するだけなので、まずは実績を積みましょう。
そんな…初心者なのに実績を積めと言われても何をしたらいいの…?
という方は、何でもいいので自分で撮影した動画を編集して、動画編集ソフトの扱い方に慣れていきましょう。
例えば…
- 地域の名所の動画をスマホで撮影してまわって、観光PR動画風に編集してみる
- 自分がユーチューバーを演じて、何かのレビュー動画を作ってみる
- 普段の家庭の様子を撮影して、家族の会話にテロップや効果音を入れてみる
- 好きなユーチューバーの動画の音声だけを保存して、編集の再現をしてみる
など、動画編集の練習の仕方や、やり方は色々あります。
私自身も、最初は自分がユーチューバーになったつもりで撮影をし、それを編集したものをポートフォリオにしていました。
でも、自分で撮るのは難しい…
てか、恥ずかしい…
という方は…
「無編集で喋りっぱなしのユーチューバーの動画を勝手に編集する」のがオススメです。
生配信などは編集が無いですし、無駄な間もできやすいので、カットもやりやすいです。
具体的には、
- テンポの良い短めの動画にカットする
- セリフをテロップに書き起こす
- テーマなど大事なところは特殊なテロップにする
- ツッコミやボケのシーンなどで効果音を入れる
- 雰囲気に合ったBGMを流す
こんな感じで基本的な動画編集の練習ができます。
例えばメンタリストDaiGoさんとかだと、話の構成がわかりやすいので要点を掴んだ編集がしやすかったり、工夫しようと思えばいくらでもできます。
他の動画の切り抜き動画も参考にできますね。
こういったものを、だいたい10本くらい編集をして、実績にしましょう。
同じものばかりでは進歩が無いので、できれば違うジャンルを2本ずつくらいで。
最初は1本の編集にかなり時間がかかると思いますが、慣れてくればどんどん効率化ができるようになっていきますので、挫けず頑張ってください!
このようにしてポートフォリオを作ったら、次のステップに行きましょう!
STEP3:クラウドソーシングサイトで初心者歓迎の案件に応募する
今度は案件獲得のために動いていきます。
動画編集の案件を獲得する方法はいくつかあります。
- クラウドソーシングサイトで案件に応募する
- 動画編集のことを発信して声をかけられるのを待つ
- SNSなどでYouTuberに直接営業をかける
- 知人や仲のいい会社などから案件をもらう
詳しくはこちらの記事で解説しています。
なにそれ?なんか怪しいサイトじゃないの?
いえ、ご安心ください。
クラウドソーシングとは、「企業をはじめとする発注者が、不特定多数の人たち(受注者)に対して仕事を依頼したり、必要とするアイデアなどを募集したりする仕組み」のことです。
引用:【簡単解説】クラウドソーシングとは?メリット・デメリットとおすすめクラウドソーシングサイトを紹介|Vacks
ようするに、仕事をしてほしい人と仕事をしたい人がマッチングできるサイトのようなものです。
現に私もクラウドソーシングサイトのヘビーユーザーですし、ほとんどの案件をランサーズ経由で獲得しています。
クラウドソーシングサイトは、特に初心者に優しくて、てっとり早く案件が手に入りやすいのでオススメ。
この中から自分ができそうな案件に応募して、選考をクリアすれば仕事ができ、報酬がもらえます。
仕事内容は、切り抜き動画の編集だったり、テロップだけ・カットだけという仕事だったり、簡単で低単価のものが多いですが、実績を積んでいくには十分です。
それに、マニュアルがあったり、レクチャーしてくれるクライアントもいたりと、自分だけでは学べなかったスキルがどんどん身についていくので、色々な案件をやってみることをオススメします。
しかも、1件1000円の案件でも10件こなせば、もう1万円稼げてしまいます。
1万円が目標の方はこれでクリアです。お疲れ様でした!
でも5万円稼ぐには50件…これはさすがに厳しいので、さらに上を目指すなら次のステップに行きましょう。
ちなみに、案件応募の際には「提案文」という、自己紹介やポートフォリオを添付した自己アピール文を送らなければいけません。
提案文をどれだけ作り込めるかによっても案件を獲得できるかどうかが左右するので、しっかりと考えて相手の悩みに寄り添った提案文を書くようにしてください。
この提案文の書き方については別の記事で掘り下げたいと思いますので、しばらくお待ちください。
STEP4:単価の高い動画編集案件に応募する
初心者向けの案件をいくつかこなしてスキルアップと実績を積んだら、単価の高い案件にも応募していきましょう。
初心者向けの案件ばかりでは技術向上に限界があるうえ、単価も低く、大きく稼げないからです。
1本1000円の案件→50本で5万円
1本3000円の案件→15本で5万円超
1本5000円の案件→10本で5万円
1本10000円の案件→5本で5万円
と、単価の高さによってこなすべき本数も変わってきます。
特に副業で稼いでいく場合は時間が確保しづらいため、数をこなしていくのには限界があります。
せめて単価が5000円の案件が獲れるくらいにはなりたいところですね。
そのためにはやはり、中級者程度のスキルや編集効率の高さが求められてくるので、3000円→4000円→5000円~と徐々にステップアップしていけるように頑張っていきましょう。
提案の際は初期のままの提案文やプロフィールのままにせず、しっかりと自分の現在の実績やスキルをアピールしてくださいね。
また、単価を上げたい場合は必ずしもクラウドソーシングサイトで案件を探さなければならないわけではありません。
- 長期的な付き合いのあるクライアントに単価アップの相談をする
- ポートフォリオを用意してココナラのようなサイトでスキルを出品する
- ユーチューバーや企業に営業メールを送ってみる
案件獲得の手段は色々ありますから、自分に合ったものをやっていくと良いと思います。
私自身、今現在もランサーズを使ってはいますが、こちらから営業をかけることはなく、プロフィールページやパッケージ出品から直接依頼をいただいて案件を獲得しています。
様々な形で高単価の案件を獲得できれば、5万とは言わず、10万、20万と稼ぐことができていきますので、色々な案件獲得方法にぜひチャレンジしてみてください。
STEP5:安定的に仕事を貰えるクライアントを増やしていく
ここまでやれば5万円は確実に稼げる段階にはあると思いますが、最後に安定的に5万円以上稼ぐためのステップをお話ししていきます。
最終的には、安定的に仕事を貰えるクライアントを増やしていくことが大事になってきます。
これは、さらに稼ぐというだけでなく、継続的に5万円以上稼いでいくという点でも大事な要素です。
動画編集は業務委託の形態であるため、クライアントが急に発注を止めるという事態もありえる話です。
実際に私が継続的にお仕事をいただいていたクライアントも、突然発注がなくなるということは起きています。
その理由は様々ですが、
- YouTubeアカウントが凍結されてしまった
- 社会情勢上、撮影が困難になった
- YouTubeアカウントが譲渡になった
- 謎の音信不通
などによって契約が終わることがありました。
やはり安定的に稼ぐにはリスクを分散することが大切。
なので、継続的にお仕事をいただけるクライアントを複数確保していくことが大事ですし、窓口は常に開けておく必要があります。
そのためにはクライアントの期待以上の編集をすることや迅速に対応すること、納品も最速でするなど、クライアントに気に入ってもらうための努力も忘れてはなりません。
まとめ
最後に、STEP1~STEP5までをまとめます。
SETP1:動画編集に必要な道具をそろえる
STEP2:スキル向上&実績を積んでポートフォリオを作成する
STEP3:クラウドソーシングサイトで初心者歓迎の動画編集案件に応募する
STEP4:単価の高い動画編集案件に応募する
STEP5:安定的に仕事を貰えるクライアントを増やしていく
少しずつステップアップしていけば、誰でも動画編集5万円以上の収入を得ることができるようになります。
私は動画編集を本格的に始めてから1年以内で5万円以上を稼げるようになりました。
最初の案件獲得までが少し大変ではありますが、1度案件を獲得して少しでも報酬を得ることができれば、そこからはどんどん稼げるようになっていくはずです。
それまではひたすら動画編集というものに触れて勉強する、そして案件に応募することをあきらめないようにしてください。
ポートフォリオの更新も忘れずにやって、最新の自分をアピールしていけば、だんだん副業として成立していきます。
まずはランサーズ や クラウドワークスでどんな案件があるのか覗いてみて、そこを目標に頑張ってみるのも良いかと思います。
共に頑張っていきましょう!